ペットは人間社会において重要な役割を担ってきました。

近年は、経済的な豊かさの向上と核家族化・少子化の進行により、ペットは「コンパニオンアニマル(伴侶動物)」へと役割を変え、

家族の一員としての認識が強まっています。

しかしながら、そのことによって新たな課題が起きています。

まず一つとして、飼い主の老齢化、病気や入院、または共働きという生活環境が増えることでペットが飼えない状況が生まれ、

ここ近年において「里親探し」の需要が急増していますまた薬や医療の発展に伴い、

ペットの寿命も長くなり「老犬の引き取り」や「老犬介護」も喫緊の課題となっています。

もう一つは、2020年の動物愛護法の改正によってブリーダーの廃業の増加が予想されており、

それに伴い推計13万頭におよぶ犬猫の行き場がなくなると云われています。

そのようなことから、それらペットの受け皿としての社会インフラの整備が急務と考えますが、

それには相当な規模の施設が必要となります。

しかし新しい施設の建設には膨大な費用がかかり、資金面からも悩ましい課題となっています。

そこでこのような状況において、少子化によって増加している小学校などの廃校を活用することで、

ペット収容が可能な複合施設にリニューアルし、さらには地域住民の交流の場として地域活性化の一翼を担いたいと思います。

どうぶつ未来会議は廃校を活用し、各教室については屋内飼育や各種ペット用品などの物販、

体育館を利用した里親マッチングイベント、運動場を利用したドッグランなど学校の施設を

フルに有効活用することと同時に地域の人々が集まれる場として運営いたします。

また地域の高齢の方々や未就学児が犬猫と触れ合い、気軽に立ち寄れるドッグカフェなども運営することで、

地域住民の憩いの場として提供することを目指して参ります。